国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R3年 問60解説

 問 題     

植物性色素に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。ただし、㋒ は次の構造式 a、b、c のいずれかが入る。

「アントシアニジンに糖が結合した化合物群を ㋐ という。㋑ はアントシアニジンと ㋐ の総称である。一般に、 ㋐ は酸性条件下では赤色、塩基性条件下では青色を呈する。シアニジンを例にすると、赤色を示すその化学構造は ㋒ である。」

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

㋐、㋑ ですが
アントシアニジンに糖が結合した化合物群が「アントシアニン」です。「アントシアン」が、アントシアニジンとアントシアニンの総称です。正解は 1 or 2 or 3 です。

㋒ ですが
酸性条件下であれば H が付加されて 正電荷を帯びます。a が妥当です。


以上より、正解は 1 です。

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