国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R3年 問40解説

 問 題     

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

管型反応器を用いた定圧気相反応を行う場合の基礎式の積分形について

・量論式:A → bB
・反応速度式 -rA = kCA の場合の積分形は

τ = (1/k) × [(1 + εA) ln (1/1-xA) – εAxA]
…(1) です。

εA は反応完了時における物質量の増加率です。 A → 2B であれば、1mol → 2mol なので、増加したのが 1mol、元が 1mol なので εA = 1 です。

※εA = 0 とおけば液相反応に適応できます。


㋐ ですが
(1) に εA = 0 を代入して形を合わせれば
(1/k) × {-loge(1 – xA)} です。正解は 1 or 2 です。

㋑ ですが
(1) に εA = 1 を代入して形を合わせれば
(1/k) × {-xA -2loge(1 – xA)} です。


以上より、正解は 2 です。

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