国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R2年 問58解説

 問 題     

図は、我が国における平成 19 年の非感染性疾患と障害による成人死亡について、危険因子別に死亡者数を推計したものである。図中の ㋐ ~ ㋓ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。なお、データは「平成30 年版 厚生労働白書」(厚生労働省)による。

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

㋑ が循環器疾患 だけの危険因子
㋓ が 悪性新生物 だけの危険因子であることに注目します。

選択肢にある「喫煙」は複数の因子と考えられます。そのため、㋑ に喫煙が入っている選択肢 2 は誤りです。また、㋓ に喫煙が入っている 選択肢 5 も誤りです。


㋑ は 塩分の高接種ではありません。塩分の高接種は高血圧につながりうることから、循環器疾患の危険因子です。また、胃がん予防のために塩分を控えるといった話を聞いたことがあると思われます。これらをふまえると「循環器疾患 だけの危険因子」として「塩分の高摂取」は妥当ではありません。選択肢 1,4 は誤りです。


以上より、正解は 3 です。

類題 H27 no57 生活習慣病
https://yaku-tik.com/yakugaku/km-27-57/

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