国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R2年 問39解説

 問 題     

直径 D1 の 2 本の円管が合流して直径 D2 (= 2D1) の円管となる流路がある。直径 D1 の円管を流れる流体は同じ平均速度で滑らかに合流する。直径 D1 の円管を流れる流体のレイノルズ数 Re1 と直径 D2 の円管を流れる流体のレイノルズ数 Re2 の比 Re1/Re2 はおよそいくらか。

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

円管のレイノルズ数は Re = ud/ν …(1) です。
u が平均流速d が内径ν が動粘度です。これは基礎知識です。


円管が合流すると、直径が 2 倍になっているかわりに、流量が2倍断面積が 4倍だから連続の式 Q = Av より、v は 1/2 倍になります

従って
(1) の u が半分、d が 2 倍になるので、レイノルズ数は不変です。Re1 = Re2 です。比は 1 です。


以上より、正解は 3 です。

類題 H27 no39 レイノルズ数
https://yaku-tik.com/yakugaku/km-27-39/

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