国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R2年 問100解説

 問 題     

次の ㋐、㋑、㋒ のうち、集団中に存在する対立遺伝子の種類を減少させるものとして妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 負の自然選択
㋑ 遺伝的浮動
㋒ 人為選択

1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋑、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

㋐ は妥当です。
生存に不利なため集団から「除去」されるのが「負の自然選択」です。この結果として、集団中に存在する対立遺伝子の種類が減少します。

㋑ は妥当です。
自然選択と無関係な変異が偶然広まるのが「遺伝的浮動」です。

㋒ は妥当です。
ヒトの手による人為的な選択により、遺伝子の種類は減少すると考えられます。


以上より、正解は 3 です。

類題 H26 no100 分子進化
https://yaku-tik.com/yakugaku/km-26-100/

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