問 題
ヒトの眼の遠近調節に関する次の記述の㋐、㋑、㋒に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「遠くの対象を見る場合、光は眼にほとんど平行に入射する。光学的に正常な眼では、無調節の状態で平行光線は㋐上に結像する。近くを見るときには、毛様体筋が㋑し、水晶体の厚みが㋒することにより、屈折力が増加する。加齢によって水晶体の弾性が減少すると、毛様体筋が㋑しても、水晶体の厚みが十分に㋒しなくなり、その結果、近くが見えづらくなる。このような状態の眼を老眼(老視)という。」
㋐ ㋑ ㋒
1.角膜 弛緩 増加
2.角膜 収縮 減少
3.網膜 弛緩 増加
4.網膜 弛緩 減少
5.網膜 収縮 増加
正解.5
解 説
㋐ ですが
光が像を結ぶのは「網膜」です。角膜は、眼の表面のことです。正解は 3 ~ 5 です。
㋑、㋒ ですが
水晶体ーチン小帯ー毛様筋 とつながっています。近くを見る時は水晶体を厚くします。このため、チン小帯はゆるみます。その分支えるから毛様筋は「収縮」します。
以上より、正解は 5 です。
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