国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H27年 問37解説

 問 題     

流通反応器を用いて 3A + 5B → 4C の反応を行わせる。A とB のみをモル組成比 A:B = 2:3の一定組成で反応器に送り込んだところ、定常状態で反応器出口中の B と C のモル組成比はB:C = 5:8となった。A の反応率として最も妥当なのはどれか。

1. 60%
2. 70%
3. 80%
4. 90%
5. 100%

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

流通反応器のイメージは、以下の通りです。

具体的に、A 100,B150 で in してみたと考えてみます。

正解が 1 と仮定します。
A が 60% 反応すると、反応式の左辺が 3A + 5B なので、B が 100 反応します。できるのは 80 の C です。残っている B は 50 なので、B : C が 5:8 です。うまく題意を満たしたため、これが 正解と考えられます。

以上より、正解は 1 です。

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