国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H27年 問9解説

 問 題     

ヒトの視覚に関する次の記述の㋐~㋓に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「2種類の視細胞のうち、明るいところで働き、色の識別に関わるのは ㋐ 細胞である。㋐ 細胞の視物質は、発色団とタンパク質部分である ㋑ からなる。また ㋒ が不足すると ㋓ 細胞の働きが弱くなり、夜盲症になることがある。」

㋐ ㋑ ㋒ ㋓
1. 錐体 オプシン ビタミンA 桿体
2. 錐体 ペプシン ビタミンC 錐体
3. 桿体 オプシン ビタミンC 桿体
4. 桿体 オプシン ビタミンA 錐体
5. 桿体 ペプシン ビタミンA 錐体

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

2種類の視細胞といえば、暗い所でも働く桿体細胞と、明るい所で働き、色などを司る錐体細胞です。タンパク質部分はオプシンです。㋐ は錐体、㋑はオプシンです。

夜盲症が欠乏症であるビタミンといえば、ビタミン A です。ビタミン C の欠乏症は壊血病です。

以上より、正解は 1 です。

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