国家公務員総合職(化学・生物・薬学)H26年 問50解説

 問 題     

エイコサノイドに関する次の記述の ㋐~㋓ に当てはまるものの組合せとして最も妥当な
のはどれか。

「炭素数 20 の不飽和脂肪酸である ㋐ は ㋑ 経路又は ㋒ 経路により代謝されプロスタグランジントロンボキサンロイコトリエン等の生理活性物質になる。非ステロイド性抗炎症薬の ㋓ は ㋑ を阻害する。」

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

最後の一文から見ると解きやすいと思われます。

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、COX(シクロオキシゲナーゼ)阻害です。㋓ の選択肢の中で NSAIDs はアスピリン、イブプロフェン、インドメタシンです。テオフィリンは キサンチン系気管支拡張薬です。ニフェジピンは ジヒドロピリジン系 Ca 拮抗薬です。降圧薬です。これで正解は 1 or 4 です。

㋐ ですが
「炭素数 20」、「不飽和脂肪酸」、「PG(プロスタグランジン),TX(トロンボキサン),LT(ロイコトリエン)等の生理活性物質になる」とくればアラキドン酸です。

以上より、正解は 1 です。

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