死亡に関する指標

死亡に関する指標として、3つの重要な指標を知っておくとよいです。

重要な指標の1つめは、死亡率(粗死亡率)です。
これは(死亡数÷人口)×1000で示される指標です。現在の日本では、高齢化の進行により低い水準において徐々に上昇しています。

重要な指標の2つめは、年齢調整死亡率です。
この指標は、年齢構成による影響をなくすために、人口の比率を昭和60年モデル人口という人口に仮定して求めた死亡率です。昭和60年モデルよりも高齢化が進んでいる社会(今の日本など)では、年齢調整死亡率の方が、粗死亡率よりも死亡率が低くなります。

重要な指標の3つめは、50歳以上死亡割合(PMI:Proportional mortality indicator)です。
名前の通り、50歳以上の死亡者数が占める全死亡者数に対する割合です。PMI が高いということは、生まれてから50歳以上まで生きて、しっかり老いるまで生きて死んでいる率が高いということであり、いいかえると健康水準が高いといえます。

演習 99-18

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