日本人の栄養所要量というものが、国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために幅広く利用されています。欠乏症のみならず、過剰症も含めて考慮されており、年齢別に、又妊婦かどうかといった細かい条件分けの下、所要量と許容上限摂取量が設定されています。
現在では、食事摂取基準という名前で、5年に1度厚生労働省により報告されています。各栄養素に関して基準が定められています。
日本における現状としては、戦後に比べ、脂質が約3倍の摂取量に、炭水化物が約 0.6 倍になっていることが特徴であるといえます。また、カルシウムに関しては、目標量は下回っているものの摂取状況は増えているという現状にあります。問題点としては脂質の摂取が少し多すぎる点と、カルシウムの摂取が少ないことが挙げられます。
コメント