薬学 CBT 対策(薬学共用試験センター 一部公開分)No.131 問題と解説

 問 題     

アンギオテンシンⅠの生成を阻害する降圧薬はどれか。

1. アリスキレン
2. エナラプリル
3. エプレレノン
4. プラゾシン
5. ロサルタン

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

アリスキレンは、直接的レニン阻害薬です。レニンとは、アンギオテンシノーゲンをアンギオテンシン I に変換する酵素です。このレニンの産生を阻害することにより降圧効果を示します。

正解は 1 です。

ちなみに
エナラプリルは、ACE 阻害薬です。ACE(angiotensin-converting enzyme)は、アンギオテンシンⅠ→アンギオテンシン II へと変換する酵素です。

エプレレノンは利尿薬です。アルドステロン受容体を遮断し、利尿作用を示します。

プラゾシンは、α1 選択的遮断薬です。前立腺肥大に伴う排尿障害等に用いられます。

ロサルタンは ARB です。アンギオテンシン受容体(AT1 受容体)を遮断することでアルドステロン産生を抑制します。

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