生体分子間相互作用の解析法

生体分子間相互作用とは、受容体と基質が結合するといった相互作用のことです。このような相互作用の解析法として、表面プラズモン共鳴や、ITC（ isothermal titration calorimetry） が用いられます。

表面プラズモン共鳴を用いた解析とは、表面に物質を並べた薄膜を準備してそこに光を当てて、物質の相互作用により反射光の屈折率が変化することを利用して解析する、というものです。

一方 ITC は、しっかりと断熱された系を準備し、物質を溶かした溶液に対し、相互作用する物質を少しずつ滴下し、それにより発生する熱を計測することによって相互作用を解析する、という手法です。