問 題
薬物の経口徐放性製剤化の目的として、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 薬効の持続
- コンプライアンスの改善
- 副作用の軽減
- 肝初回通過効果の回避
- 血中濃度の急激な上昇の回避
正解.4
解 説
薬物の経口徐放性製剤化により、血中濃度を有効域で、長時間保つことができます。これにより、1日数回だった服用を、1日1回といった服用にすることが可能になります。これは薬効の持続及び、服薬コンプライアンスの改善を可能にします。
さらに、血中濃度の急激な上昇を、徐放化によって避けることで、副作用の軽減を図ることもできます。
しかし、経口投与である以上、肝初回通過効果は不可避です。
以上より、正解は 4 です。
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