問 題
45歳男性から、「特定健康診査を受けたところ、医師から尿酸値が高いと指摘された。食生活を改善するように言われたが、何に注意すればいいかわからない。」と薬局の薬剤師に相談があった。
問314
摂取を控えるよう指導すべき食品はどれか。最も適切なものを2つ選べ。
- ビール
- 牛乳
- ほうれん草
- 鶏レバー
- 鶏卵
問315
特定健康診査に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 保険者が法律に基づいて加入者に実施する。
- 60歳以上の者は対象とならない。
- 診査の結果に応じて特定保健指導が行われる。
- 原則として受診者が費用を支払う。
正解.
問314:1, 4
問315:1, 3
解 説
問314
尿酸値が高い時は、プリン体を多く含む食品を避けるよう指導します。プリン体を多く含む食品としては、鳥、豚、ウシのレバーや、ビールなどがあげられます。
逆にプリン体をあまり含まないのは、いわゆる穀物類、イモ類、海藻類、魚肉ソーセージなどの練り物などです。うなぎやかにも少ないです。
以上より、正解は 1,4 です。
問315
特定健康診査とは、健康保険法の改正により、2008年4月より、40~74歳の保険加入者を対象として導入された新しい健康診断のことです。
健康保険組合や、市町村といった保険者が、法律に基づき加入者に実施します。
審査の結果に基いて、特定保健指導が行われます。電子メールや電話などによる動機づけ支援と、積極的支援に分類されます。
自治体により負担額は異なりますが、費用を払うのは受信者だけではありません。国および都道府県や、市町村も費用を負担します。
以上より、正解は 1,3 です。
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