問 題
SOAP 形式による患者記録の作成において、A (Assessment) に記すべき内容として適切なのはどれか。1 つ選べ。
- 患者は、先週末より筋肉痛があると訴えている。
- 2週間前に、シンバスタチンの服用を開始した。
- 薬剤性の筋障害が疑われる。
- 薬物アレルギーの既往はない。
- 処方医に、シンバスタチンの中止を提案する。
正解.3
解 説
S は、主観的情報で、患者さんの言ったことです。
O は、客観的情報です。患者さんに関する、服用歴などになります。
A は、S と O を踏まえた、薬剤師の判断、行動です。
P は、これからの計画となります。
選択肢1は、患者による訴えであり、S に記載するのが適切です。
選択肢 2は、服薬歴についての情報であり、O に記載するのが適切です。
選択肢 3 は、S 及び O に基づき、薬剤師が考察したことであり、A に記載するのが適切です。
選択肢 4 は、アレルギー歴に関する情報であり、O に記載するのが適切です。
選択肢 5 は、これからの行動についてなので、P に記載するのが適切と考えられます。
以上より、正解は 3 です。
※選択肢 5 について補足。実際に薬局において、中止を提案することになれば、FAX などで疑義照会を行い、シンバスタチン中止に至る or そのままで大丈夫という確認がとれる → A:疑義照会:シンバスタチン中止/シンバスタチン服用OK Drに確認 などと記載するのが適切と考えられます。この選択肢 からは、そのようなやりとりがあったとは考えられず、やりとりがなかったのだとするといつ提案をするのかもよくわからないので、そもそも記載するような内容ではないと考えてもよいかもしれません。
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