薬剤師国家試験 第111回 問16 過去問解説

 問 題     

疾病の三次予防に該当するのはどれか。1 つ選べ。

  1. 健常者のがん検診
  2. 禁煙教室
  3. 在宅機能訓練
  4. 献血された血液の抗HIV抗体検査
  5. 予防接種

 

 

 

 

 

正解.3

 解 説     

三次予防は、重篤化した疾患から社会復帰するための行為です。具体例としては、骨折した後のリハビリテーションやがんの再発防止のための食生活習慣の改善などが挙げられます。選択肢から選ぶと「在宅機能訓練」が妥当です。

ちなみに
在宅機能訓練とは、自宅で暮らす方が身体の動かし方や日常の動作を保つ・改善するための訓練です。具体的には、関節を動かすストレッチや筋力トレーニングといった「身体機能訓練」、起き上がりや歩行などの「基本動作訓練」、食事や入浴を行う「日常生活動作(ADL)訓練」などがあります。


選択肢 1 ですが

がん検診は二次予防です。二次予防は、疾病がまだ発症前期であり重症化していない時に、早期に発見・処置する行為です。他の代表例は、新生児マススクリーニングです。


選択肢 2,4,5 ですが

禁煙教室、予防接種は一次予防です。一次予防は、健康な段階で行う予防です。

献血された血液の検査が少し判断に悩むかもしれませんが「輸血による感染症予防」なので、受血者の感染を防ぐという意味で一次予防として扱われることが多いです。


以上より、正解は 3 です。

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