問 題
化学物質の毒性試験に関する記述として、正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- 国際的に共通な毒性試験法ガイドラインは、経済協力開発機構(OECD)や医薬品規制調和国際会議(ICH)が作成している。
- 発がん性試験には、細菌や培養細胞を用いて評価する方法がある。
- 変異原性試験には、培養細胞を用いる試験法はあるが、動物を用いる試験法はない。
- 生殖毒性試験では、被験物質を雌に投与するが、雄には投与しない。
- アレルゲン性試験には、マウスの耳介に被験物質を塗布して皮膚感作性を評価する方法がある。
正解.1, 5
解 説
選択肢 1 は妥当です。
OECD や ICH は、医薬品や化学物質の安全性評価に関する国際的な試験法ガイドラインを策定する代表的国際機関です。
選択肢 2,3 ですが
細菌や培養細胞を使うのは変異原性試験です。Ames 試験 が変異原性試験の代表例です。
発がん性試験は、がん原性試験とも呼ばれる、主にラットなどの 実験動物 を用いて化学物質などの発がん性を評価する試験です。「細菌や培養細胞を用いて評価する方法」はありません。選択肢 2 は誤りです。
一方、変異原性試験は、化学物質などが生物の遺伝子 (DNA) に傷をつけ、突然変異を起こす性質があるかどうかを調べる安全性の試験です。変異原性試験は発がん性のスクリーニングとして活用されます。
こちらは主に細菌や培養細胞を用いるのですが、詳しい評価のためにマウスやラットなどの実験動物を用いた評価方法もあります。「変異原性試験には・・・動物を用いる試験法はない」わけではありません。選択肢 3 も誤りです。
選択肢 4 ですが
生殖毒性試験では、雌雄の両方に被験物質を投与します。「生殖毒性試験では・・・雄には投与しない」わけではありません。選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 は妥当です。
アレルゲン性試験の中でも皮膚感作性の評価方法に関する記述です。
以上より、正解は 1,5 です。
類題 106-133
https://yaku-tik.com/yakugaku/106-133/

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