問 題
食の安全を確保するための法制度に関する記述として正しいのはどれか。2 つ選べ。
- 食品衛生法に基づいて広域連携協議会が設置され、複数の都道府県にまたがる広域的な食中毒事案への対策が講じられている。
- HACCP に沿った衛生管理では、都道府県が作成した衛生管理計画に基づいて衛生管理を実施しなければならない。
- 食品衛生法では、薬剤師は、指定成分等含有食品の摂取によるものと疑われる人の健康被害の把握に努めることとされている。
- 食品表示法に基づく栄養成分表示では、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、カルシウム及びビタミン類の表示が義務づけられている。
- 分別生産流通管理 (IP ハンドリング) が行われた非遺伝子組換え農産物を原料とする食品は、「遺伝子組換えでない」の表示が義務づけられている。
正解．1, 3
解 説
選択肢 1 は妥当です。
広域連携協議会についての記述です。
選択肢 2 ですが
HACCP に沿った衛生管理では、事業者たちが自ら作製した衛生管理計画に基づき、衛生管理を実施します。「都道府県が作成した衛生管理計画」ではありません。選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 は妥当です。
指定成分等含有食品とは、コレウス・フォルスコリー、プエラリア・ミリフィカなどのことです。
選択肢 4 ですが
コンビニやスーパーでごはんや惣菜を買う時に、カロリーを気にしてちらっと見た時に カルシウムやビタミン類の表示がない場合を想起できれば判断できると思われます。
熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム (食塩相当量で表示) の表示が義務です。カルシウムなどのミネラルやビタミン類は任意表示です。選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが
表示義務ではありません。任意で表示してもよい という仕組みです。選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 1,3 です。
類題 106-130
https://yaku-tik.com/yakugaku/106-130/
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