問 題
17 歳男性。14 歳時、起床時に右肩がぴくついた後、意識が消失した。病院において脳波検査で異常が指摘され、てんかんと診断された。バルプロ酸ナトリウムによる治療が開始され、問題なく経過していた。
今回、全般性強直間代発作が出現し、重積状態になったため救急搬送された。20 分ほどけいれん発作が持続している。
本患者のけいれん抑制のために最初に静脈内投与される薬物として、適切なのはどれか。2 つ選べ。
- メタンフェタミン
- ジアゼパム
- プロポフォール
- ロラゼパム
- フェノバルビタール
正解．2, 4
解 説
てんかん重積状態では、ベンゾジアゼピン系薬剤の静注をまず行います。選択肢の中でベンゾジアゼピン系の薬物は、ジアゼパム、ロラゼパムです。選択肢 2,4 が適切です。
発作が消失しない場合の次の選択肢としては、フェニトイン/ホスフェニトイン、フェノバルビタールを使用します。
以上より、正解は 2,4 です。
類題 108-266267
https://yaku-tik.com/yakugaku/108-266/
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