国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R2年 問8解説

 問 題     

クロレラの培養液に光を当てながら 14CO2 を加え、一定時間ごとに光合成産物を抽出し、14C がどのような化合物に分布するかを調べたところ、図のようになった。

図中の曲線 ㋐、㋑、㋒ が、光合成産物への 14C の分布の経時変化を表しているとき、㋐、㋑、㋒ の組合せとして最も妥当なのはどれか。

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

光合成は、炭素数 1 の CO2 を原料に、炭素数が大きな有機物を段階的に合成していく反応です。そのため、炭素数が大きい物質ほど、14C の分布のピークが後になると考えられます。また、スクロースは炭素数 12 の化合物です。

従って
㋐ が炭素数 3 の化合物
㋑ が炭素数 6 の化合物
㋒ がスクロース です。


以上より、正解は 1 です。

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