問 題
薬剤師が薬局開設に向けて事前準備を行っている。調剤業務に加え、一般用医薬品等も取り扱う予定である。調剤業務以外で取り扱う予定の医薬品は、以下のとおりである。
- 要指導医薬品
- 一般用医薬品 (第 1 類医薬品)
- 一般用医薬品 (指定第 2 類医薬品)
- 一般用医薬品 (第 2 類医薬品)
- 一般用医薬品 (第 3 類医薬品)
- 一般用検査薬 (第 2 類医薬品)
- 薬局製造販売医薬品
問318
この薬局で取り扱う予定の ア ~ キ の医薬品に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
- キ 以外のものについては、特定販売可能である。
- イ ~ カ については、登録販売者による販売が可能である。
- ア ~ キ に関して、薬局開設の許可とは別に、店舗販売業の許可を受ける必要はない。
- キを 製造し販売する場合、薬局製造販売医薬品の製造販売業と製造業の許可が必要である。
- ア ~ キ の全てを販売する場合、通常必要とされる薬局の面積の 2 倍以上の広さが構造設備基準として求められる。
問319
この薬局における調剤業務以外で取り扱う予定の医薬品の陳列方法について、正しいのはどれか。2 つ選べ。ただし、空箱陳列は行わないこととする。なお、薬局の平面図は以下のとおりである。
- ・陳列棚 A は、相談カウンターから 8 m のところにある。
- ・陳列棚 B は、相談カウンターから 5 m のところにある。
- ・陳列棚 A と B は、購入者等が製品を手にとることができる。
- ・陳列棚 C から、1.2 m の範囲に購入者等が入れないようになっている。
- ア を陳列棚 B に陳列する。
- イ を陳列棚 A に陳列する。
- ウ を陳列棚 A に陳列する。
- カ を陳列棚 A に陳列する。
- キ を陳列棚 C に陳列する。
正解.
問318:3, 4
問319:4, 5
解 説
問318
選択肢 1 ですが
特定販売とは、いわゆるインターネット販売などのことです。要指導医薬品以外について可能です。つまり「ア以外」です。キ以外ではありません。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが
第 1 類医薬品は、登録販売者による販売が可能ではありません。選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 は妥当です。
薬局解説の許可を受ければ、店舗販売業の許可は不要です。
選択肢 4 は妥当です。
薬局製造販売医薬品を製造し販売する場合、薬局製造販売医薬品の製造販売業と、製造業の許可が共に必要です。
選択肢 5 ですが
特にそのような基準はありません。選択肢 5 は誤りです。
以上より、問 318 の正解は 3,4 です。
問319
要指導医薬品、第一類医薬品、薬局製造販売医薬品について、1.2 m の範囲内に購入者等が入れないようになっている か 購入者が直接手に取れない鍵付き設備での陳列をする必要があります。その他の医薬品は特に設置基準ありません。
選択肢 1,2,3 ですが
要指導医薬品 及び 第 1 類医薬品は、陳列棚 C でなければいけません。選択肢 1,2,3 は誤りです。
選択肢 4,5 は妥当です。
以上より、問 319 の正解は 4,5 です。
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