薬剤師国家試験 第108回 問26 過去問解説

 問 題     

タキフィラキシーに関する記述として、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 短時間の反復投与による薬物に対する反応性の増強
  2. 短時間の反復投与による薬物に対する反応性の減弱
  3. 長期間の反復投与による薬物に対する反応性の増強
  4. 長期間の反復投与による薬物に対する依存性の獲得
  5. 長期薬物投与後の休薬による薬物に対する反応性の増強

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

タキフィラキシーとは
薬剤の反復投与により、急速に効果を失うことです。急速に脱感作するとも、表現されます。タキフィラキシーを引き起こす代表的な薬物は、間接型アドレナリン作用薬の1つである チラミン です。(参考 薬理学まとめ 交感神経系に作用する薬

選択肢に注目すると、「急速に」と対応するのは「短時間」と考えられます。また、反応性は「減弱」します。

以上より、正解は 2 です。

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