問 題
反射波を利用する画像診断法はどれか。1つ選べ。
- X線CT
- MRI
- 超音波診断法
- 陽電子放射断層撮影法(PET)
- 単一光子放射断層撮影法(SPECT)
正解.3
解 説
選択肢 1 ですが
CT はComputed Tomography(コンピュータ断層撮影法) の略です。「X 線」を用いて、輪切り画像を撮影します。「反射波」ではありません。よって、選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが
MRI は magnetic resonance imaging(磁気共鳴映像法)の略です。 「特定の周波数のラジオ波」を照射することにより、核スピンの向きをいったん強制的に揃えた後、照射を止めた時に定常状態に戻るまでの過程(緩和現象)を測定することにより画像化するというものです。「反射波」ではありません。よって、選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 は妥当な記述です。
超音波診断法は、エコー検査とも呼ばれます。エコー=反射波 のことです。
選択肢 4 ですが
PET はpositron emission tomography(ポジトロン断層法)の略です。放射能を含む薬剤を用いる、核医学検査の一種です。放射性薬剤を体内に投与し、特殊なカメラでとらえて画像化します。「反射波」ではありません。よって、選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが
SPECT は Single Photon Emission Computed Tomography(単一光子放射断層撮影)の略です。体内に投与した放射性同位体から放出される「ガンマ線を検出」し、その分布を断層画像にします。「反射波」ではありません。よって、選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 3 です。
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