薬学 CBT 対策(薬学共用試験センター 一部公開分)No.129 問題と解説

 問 題     

ドパミン D2 受容体の部分作動薬の作用を持つ統合失調症治療薬はどれか。

1. ハロペリドール
2. スピペロン
3. フルフェナジン
4. リスペリドン
5. アリピプラゾール

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

D2、部分作動薬 と来れば、アリピプラゾールです。

正解は 5 です。

ちなみに
ハロペリドールは、ブチロフェノン誘導体です。強い D2 遮断作用を示し陽性症状に特に効果が期待されます。

スピペロンは、D2 遮断薬です。統合失調症治療薬の原型であるクロルプロマジンの改良薬というイメージです。

フルフェナジンは、クロルプロマジン同様、原型となった薬の一つに分類されます。D2 受容体を初めとした、様々な受容体を遮断する作用を持ち、特に陽性症状の改善作用を示します。

リスペリドンは、SDA (serotonin-dopamine antagonist)です。SDA は、D2 及び5-HT2A 受容体遮断作用を持つ薬です。

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