問 題
化合物AとBの反応では、中間体Cを経由して化合物Dを与える。中間体Cの構造式として正しいのはどれか。1つ選べ。
正解.5
解 説
この反応は、Michael(マイケル)付加反応に続いて分子内 aldol(アルドール)反応が起きています。Michael 付加反応はケトン(またはアルデヒド)とα,β – 不飽和カルボニル化合物との付加反応で、1 位と 4 位に付加することから、Michael 反応のことを 1,4 – 付加反応と呼ぶこともあります。その反応機構は以下の通りです。
その後、分子内aldol反応が起こります。これはα水素を有する2つのケトン(またはアルデヒド)の間で起こる付加反応で、分子内でこれが起きると環化します。その反応機構は以下の通りです。
以上より、正解は 5 になります。
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