薬剤師国家試験 第106回 問1 過去問解説

 問 題     

日本薬局方一般試験法において、次の装置が用いられる試験法はどれか。1つ選べ。

  1. 融点測定法
  2. 沸点測定法及び蒸留試験法
  3. 凝固点測定法
  4. 屈折率測定法
  5. 比重及び密度測定法

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

選択肢 1 ですが
融点測定法に用いられる装置のイメージは下図になります。

ゆっくりと温めていきながら試料が溶けるのを確認するため、試料を入れる細長いガラス容器部分が液体に浸されている点が特徴です。選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 は妥当です。

選択肢 3 ですが
凝固点測定法の装置には、かきまぜ棒があるのが特徴です。選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが
屈折率は光の性質なので、光源や反射鏡などが含まれると考えられます。明らかに問題文で与えられた図は不適切と考えれます。選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
比重や密度測定には、温度計が不要と判断できるのではないでしょうか。選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 2 です。

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