国家公務員総合職(化学・生物・薬学)R1年 問100解説

 問 題     

進化に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 作物や家畜の異なる系統間で交配をすると、しばしば収量が大幅に低下することを近交弱勢という。
㋑ 安定化選択は、極端な表現型には不利に、中間の変異体には有利に働く自然選択である。
㋒ サンショウウオ類の一部は、幼生のままで変態せずに繁殖をする。このような例を幼形成熟と呼ぶ。

1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解.4

 解 説     

㋐ ですが
遺伝子が近いもの同士が交配することで、潜在していた有害な表現形質が現れ、集団中に適応度の低い個体が増えることです。「異なる系統間で交配」したときの話ではありません。㋐ は誤りです。

㋑、㋒ は妥当な記述です。

以上より、正解は 4 です。

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