問 題
健康サポート薬局において、健康啓発の一環として地域住民を対象に健康相談会を開催した。最近、大腿骨を骨折し、往診にて内服薬で治療中の80歳女性の家族から食事に関する相談を受けた。薬剤師がチェックシートを用いて質問をしたところ次の回答を得た。
チェックシートに基づいて、薬剤師が行う適切な生活上の提案はどれか。2つ選べ。
- 飲食は仰臥位で行う。
- 飲み物にとろみをつける。
- 定期的な散歩をすすめる。
- 食事は硬いものを増やす。
- 食事の1回量を減らし、食事の回数を増やす。
正解.2, 5
解 説
食事がとりきれずやせてきており、嚥下機能に困難のきざしが見られる、と読み取ることができます。
食事量を保つことで、フレイル → 要介護という流れの予防につなげることを意図し「1回あたりの食事を減らし、食事の回数を増やす」提案が妥当と考えられます。また、誤嚥を予防するために「飲み物にとろみをつける」提案も妥当です。
以上より、正解は 2,5 です。
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