問 題
薬局に処方箋を持参した成人患者が、半年前から継続処方されている薬について、「この薬は、あまり飲みたくないのです」と訴えた。この訴えの次に薬剤師が患者にかける言葉として適切なのはどれか。1つ選べ。
- 「それでは中止しましょうか。よい薬が処方されているのに残念です。」
- 「すでに処方されているので、変更することはできません。」
- 「それは医師に言っていただかないと困ります。」
- 「副作用が少ないですから、安心して飲んでください。」
- 「飲みたくないことについて、少し話を聞かせていただけますか。」
正解.5
解 説
半年前から継続処方されている薬について「あまり飲みたくない」という訴えをしているのだから、これまでも飲みたくなかったのに、飲み続けていたのか。話をしてもいいと信頼関係を築くことができたからこうした発言が出てきたのか。といったことを考え、以降の適切な服薬のために原因をもう少し深くさぐると共に具体的対応策につなげていくべき状況であると考えられます。
以上をふまえて各選択肢を検討すると、選択肢 1 ~ 4 の言葉かけだと患者さんの発言の理由をより深く知ることが期待できず不適切であると考えられます。
以上より、正解は 5 です。
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