問 題
イムノアッセイに関する記述 ㋐~㋓ の正誤の組合せとして最も妥当なのはどれか。
㋐ 11C、 13N、 18F は、ラジオイムノアッセイで汎用される放射性同位元素である。
㋑ 免疫複合体の光散乱の程度を測定するイムノアッセイでは抗原及び抗体のいずれも標識す
る必要がない。
㋒ two-site イムノメトリックアッセイ(サンドイッチアッセイ)では、同一分子上に二つ以上
の抗原決定基をもつ物質が測定される。
㋓ 不均一系イムノアッセイでは、抗体に結合した抗原(B)と非結合の抗原(F)を分離(B/F 分
離)する必要がない。
㋐ ㋑ ㋒ ㋓
1. 正 誤 正 誤
2. 正 誤 誤 誤
3. 誤 正 正 誤
4. 誤 正 誤 正
5. 誤 誤 正 正
正解.3
解 説
㋐ ですが
ラジオイムノアッセイに用いられる放射性核種は、3H、14C、125I、131I などです。これらの核種は、半減期が長い、入手が容易、安価であるといった利点があり、用いられています。11C、13N、15O は半減期が短く、ラジオイムノアッセイでは用いられません。
㋑、㋒ は妥当な記述です。
㋓ ですが
不均一系とは、B/F 分離を行うイムノアッセイのことです。よって、㋓ は誤りです。
以上より、誤、正、正、誤です。正解は 3 です。
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