分布容積が著しく大きい代表的な薬物としては、アミオダロン、三環系抗うつ剤、ジゴキシンなどがあります。アミオダロンや三環系抗うつ剤は極めて脂溶性が高いため、組織移行性が高く、分布容積が高くなります。ジゴキシンは、細胞膜におけるタンパク質(Na+/K+ – ATPase)との特異的な結合が組織に蓄積する大きな原因の一つです。
以上、試験用。
以下、色んな雑感等。国試対策としては不要です。
アミオダロンは脂肪組織に主に分布します。
→ 高コレステロールや中性脂肪が高い人だったら血中に、脂溶性の高い部分が大きいんだから分布容積が減るってことなのか?
→局所(例えば、ダイレクトに心室とか)に超微量の投与で、ほとんど副作用のない使い方とかできないのかなぁ。「鍼灸のツボのように、薬のハリを刺すイメージ。」
三環系抗うつ剤について
→過剰投与とかで中毒になると「血液にほとんど薬がない」
→同じように組織に分布するような無害な液体があれば、急速に薄められるのでは。←これについては「ILE 療法=静脈脂肪乳剤療法」に関する臨床報告が最近あがってきている、とのこと。こういう観点って、薬学的!
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