問 題
血液製剤の取扱いについて、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 血液製剤の凝固防止の目的でエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム水和物を使うことがある。
- 放射線を照射した血液製剤は、血清ナトリウム値が上昇するので、照射後速やかに用いる。
- 人血清アルブミン製剤は凍結保存する。
- 人血小板濃厚液は採血後、20~24℃で振とうしながら貯蔵し、その有効期間は96時間である。
- 人全血液は採血後、2~6℃に貯蔵し、その有効期間は21日間である。
正解.解なし
解 説
選択肢 1 ですが
EDTA は、摂取すると毒性のある物質なので、採血管にとる血液の抗凝固剤としては用いられますが血液製剤の抗凝固剤としては、用いられません。よって、選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが
放射線照射により上昇するのはカリウムイオンです。高カリウム血しょうに注意します。ナトリウム値では、ありません。よって、選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 ですが
人血清アルブミンの保存は、凍結を避けて室温保存です。よって、選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 ですが
厚生労働省によれば96時間を、4日とすべきであったとの理由により誤りとのことです。これに伴い、正答となる選択肢が 1 つとなったため全員を正解として採点するとしています。
選択肢 5 は、正しい選択肢です。
本問は、解なしです。
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