問 題
アスマン通風湿度計と乾カタ温度計を用いて、室温25℃の部屋における感覚温度を測定するときの感覚温度の高低に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 同じ乾カタ温度計を用いるならば、そのアルコール柱が38℃から35℃に降下する時間が長い方が、感覚温度は低い。
- 乾カタ温度計のアルコール柱が38℃から35℃に降下する時間が同じならば、その温度計のカタ係数が大きい方が、感覚温度は低い。
- 気動が小さい方が、感覚温度は低い。
- 気湿が高い方が、感覚温度は低い。
- アスマン通風湿度計の湿球示度が低い方が、感覚温度は低い。
正解.2, 5
解 説
カタ温度計が、38℃から35℃まで下降するまでの時間が速いほどカタ冷却力が高いです。時間が速い方が、周囲の空気の冷却力が高いということなので、感覚温度が低いと考えられます。よって、時間が長いほど感覚温度が低いわけではないので選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 はその通りの記述です。
気動が大きい方が、空気がよく動いていて、風があって涼しいイメージです。よって、気動が小さい方が、感覚温度は高くなります。選択肢 3 は誤りです。
気湿とは、大気中の水蒸気含量です。気湿が高いと、むっとします。(汗の蒸発がしずらく、熱の放散が妨げられます。)よって、気湿が高い方が、感覚温度は高いです。選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 はその通りの記述です。
以上より、正解は 2,5 です。
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