問 題
医薬品副作用被害救済制度発足の直接の契機となった薬害事案はどれか。1つ選べ。
- ペニシリンによるショック
- キノホルムによるスモン(SMON)
- ソリブジンとフルオロウラシル系抗がん剤の併用による骨髄抑制
- 血液製剤によるC型肝炎ウイルス感染
- 血液製剤によるHIV感染
正解.2
解 説
医薬品副作用被害救済制度とは、医薬品の副作用により患者が入院や死亡した際に被害給付を行う制度です。独立行政法人医薬品医療機器総合機構により担われています。
サリドマイドやスモンが原因となった薬害をきっかけとして、この制度は発足しました。スモンとは、整腸剤キノホルムによって引き起こされた薬害です。亜急性脊髄視神経症とも呼ばれます。激しい腹痛の後、約2~3週間後に、脱力、歩行困難などの症状が現れます。特徴的な症状として、舌に緑色の苔が生え、便が緑色になるといった症状があります。
以上より、正解は 2 です。
類題 101-146
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