問 題
ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断により、抗パーキンソン病作用を示すのはどれか。1 つ選べ。
- アマンタジン
- トリヘキシフェニジル
- セレギリン
- エンタカポン
- ブロモクリプチン
正解.2
解 説
アマンタジンは、ドパミン放出を促進することで作用しパーキンソン病の症状改善に用いられます。又、A型インフルエンザ治療薬としても用いられます。
トリヘキシフェニジルは、抗コリン薬です。ドパミン作動性神経と、コリン作動性神経のバランスを整えることで抗パーキンソン病作用を示します。
セレギリンは、MAO-B 阻害薬です。ドパミン代謝酵素である MAO-B を阻害することにより作用しパーキンソン病の症状改善に用いられます。
エンタカポンは、COMT 阻害薬です。パーキンソン病治療薬であるレボドパと併用されます。レボドパの抹消における代謝を阻害することで、中枢移行を助けることで間接的な、パーキンソン病の症状改善に用いられます。
ブロモクリプチンは、麦角アルカロイドです。ドパミン作動薬です。パーキンソン病治療薬として用いられます。
以上より、正解は 2 です。
類題 104-250251
参考 薬理学まとめ 代表的な中枢神経疾患の治療薬
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