問 題
医療経済に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 医薬品生産金額の約50%は、一般用医薬品が占めている。
- 国民医療費の財源には、保険料と公費のほかに患者の一部負担金が含まれる。
- 新医薬品の薬価は、通常、後発医薬品が薬価基準に収載されるまでの間は変動しない。
- 薬剤経済分析は、薬物治療を効果と費用の両者から評価するために行われる。
正解.2, 4
解 説
医薬品生産金額において、医療用医薬品が約90%を占めています。一般用医薬品は、およそ10%程度しか占めていません。よって、選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 はその通りの記述です。
国民医療費の財源は、保険料、税金に加え、窓口での患者一部負担金が含まれます。
薬価は、2 年に 1 回改正されます。よって、後発医薬品が薬価基準に収載されるまでの間変動しないわけではないので、選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 はその通りの記述です。
薬剤経済分析は、臨床試験だけでは明らかにできない、費用対効果の価値の定量を目的として行われる分析です。
以上より、正解は 2,4 です。
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