問 題
ある集団を対象に生活習慣と癌の罹患状況をある一時点で同時に調査し、喫煙者では喉頭癌の有病率が高いという結果を得た。[ ]に入れるべき語句の正しい組合せはどれか。1つ選べ。
この研究は[ a ]であり、その結果からは、[ b ]。
- a b
- 横断的研究 喫煙は喉頭癌の危険因子であることがわかる
- 横断的研究 喉頭癌患者は喫煙を好むことがわかる
- 横断的研究 喫煙と喉頭癌の因果関係は不明である
- 縦断的研究 喫煙は喉頭癌の危険因子であることがわかる
- 縦断的研究 喉頭癌患者は喫煙を好むことがわかる
- 縦断的研究 喫煙と喉頭癌の因果関係は不明である
正解.3
解 説
ある一時点において、複数の対象を比較調査するのが、横断的研究です。よって、この調査は横断的研究です。正解は 1 ~ 3 です。ちなみに、縦断的研究とは、時間経過による変化を調査する研究のことです。
又、この調査では、喫煙をしなかった人の咽頭癌の有病率がわかっていません。すると、本当に喫煙が危険因子であるかはわかりません。又、喫煙を好むかどうかというのは、この調査とは関係がありません。よって、選択肢 1,2 は誤りです。
以上より、正解は 3 です。
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