問 題
次の抗うつ薬のうち、緑内障を合併している患者に使用できるのはどれか。1 つ選べ。
- イミプラミン塩酸塩
- アミトリプチリン塩酸塩
- フルボキサミンマレイン酸塩
- アモキサピン
- マプロチリン塩酸塩
正解.3
解 説
緑内障を合併していることから、抗コリン作用を持つ薬は使用できません。
イミプラミン、アミトリプチリン、アモキサピンは、三環系抗うつ薬です。抗コリン作用があります。
マプロチリンは四環系抗うつ薬です。三環系に比べれば軽いのですが、やはり抗コリン作用があり、緑内障患者に使用できません。
フルボキサミンマレイン酸塩は、SSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)です。セロトニンの再取り込みを選択的に阻害する薬です。抗コリン作用による副作用がないため、緑内障患者にも使用することができます。
以上より、正解は 3 です。
類題 104-296297
参考 病態・薬物治療学まとめ うつ病、双極性障害の病態生理、治療薬、注意点
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