問 題
抗原抗体反応を利用した測定法でないのはどれか。1つ選べ。
- ラジオイムノアッセイ(RIA)によるホルモンの定量
- 酵素免疫測定法(ELISA)によるサイトカインの定量
- 赤血球凝集反応による血液型判定
- ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法によるDNAの検出
- ウエスタンブロット法によるタンパク質の検出
正解.4
解 説
ラジオイムノアッセイ(RIA:radio immunoassay)とは、放射性同位元素を利用した、抗原抗体反応による微量な抗原の測定法です。
酵素免疫測定法(ELISA:enzyme-linked immunosorbent assay)とは、酵素反応に基づく発色や発光を利用した、抗原抗体反応による微量な抗原の測定法です。
赤血球凝集反応とは、赤血球どうしが互いにくっついて固まりをおこすことです。赤血球表面の抗原に対する抗体が、複数の赤血球表面抗原と結合することによりおこります。抗原抗体反応の一種です。
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR:polymerase chain reaction)とは、DNAの増幅法です。酵素反応であり、抗原抗体反応ではありません。
ウエスタンブロット法とは、電気泳動により分離したタンパク質を膜に転写し、タンパク質に対する抗体を用いて検出する手法のことです。
以上により、正解は 4 です。
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