薬剤師国家試験 第110回 問81 過去問解説

 問 題     

以下の成分を含む一般用医薬品を使用した場合に、出血傾向に最も注意が必要なのはどれか。1 つ選べ。

  1. センノシド
  2. ロぺラミド塩酸塩
  3. ミノキシジル
  4. フェキソフェナジン塩酸塩
  5. イコサペント酸エチル

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

各成分について、ドラッグストアでの実習経験等もふまえ

・センノシド → 便秘薬
・ロペラミド → 止瀉薬
・ミノキシジル → リアップ等の発毛剤
・フェキソフェナジン → アレグラ等の花粉症薬
・イコサペント酸エチル → EPA、中性脂肪改善 

といった
「成分と薬効の関連」は思い浮かぶことが期待されます


また、リアップ、エパデールが 本試験時点では第一類医薬品です。これも実習先のガラスケース内の商品を思い出せるとよい内容です。より注意を要するという点では、この 2 つに含まれる成分である「ミノキシジル」か「イコサペント酸エチル」のどちらかと推測できるのではないでしょうか。

そして、出血傾向に注意する必要性が高いのは、出血の助長などのおそれがある「イコサペント酸エチル」です。


以上より、正解は 5 です。

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