薬剤師国家試験 第110回 問14 過去問解説

 問 題     

オステオカルシンとカルシウムイオンが結合できるようにする、グルタミン酸残基に対する翻訳後修飾はどれか。1 つ選べ。

  1. アセチル化
  2. メチル化
  3. ミリストイル化
  4. リン酸化
  5. カルボキシ化

 

 

 

 

 

正解.5

 解 説     

オステオカルシンは、骨芽細胞が生産する骨基質タンパク質です。ビタミン K 依存性タンパク質です。具体的には、グルタミン酸残基を γ – カルボキシル化する酵素の活性発現にビタミン K が必要です。これが基礎知識です。直近 109-030 でも既出です。従って「カルボキシ化」が妥当です。

「グルタミン酸」の部分を消して、別のアミノ酸との混同を狙う選択肢や、ビタミンの種類を問うこともありえます。オステオカルシンと来た時に、キーワードを確実に思い出せるように復習しましょう!

※「カルボキシル化」と「カルボキシ化」は同じ内容と考えてよいです。


以上より、正解は 5 です。

類題 109-30
https://yaku-tik.com/yakugaku/109-030/

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