問 題
75 歳女性。入院して大腸ポリープ切除術を施行することになった。この病院では、入院前にあらかじめ入院支援センターで薬剤師により持参薬のチェックなどを行うことになっている。
また、大腸ポリープ切除術のクリニカルパスには手術当日から創部感染予防の目的でセフメタゾールナトリウム静注用と発熱予防目的でアセトアミノフェン錠を投与することが記載されていた。
入院支援センターの薬剤師が聞き取り調査を行ったところ、以下の情報が得られた。
薬剤師が医師に提案する内容として適切なのはどれか。2 つ選べ。
- アムロジピン錠の中止
- ワルファリンカリウム錠の変更
- シンバスタチン錠の中止
- セフメタゾール注の変更
- アセトアミノフェン錠の変更
正解.2, 4
解 説
手術前なので、ワルファリンカリウム錠の休薬、変更の提案は適切です。
また、アレルギー歴から βーラクタム系 である ペニシリン系抗生物質で 発疹をおこしているため、同じく β ー ラクタム系の セフメタゾール は変更する提案が適切と考えられます。
以上より、問 332 の正解は 2,4 です。
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