薬剤師国家試験 第109回 問190 過去問解説

 問 題     

25 歳男性。身長 176 cm、体重 65 kg。20 歳の時に 1 型糖尿病を発症し、1 日 4 回のインスリン皮下注射と血糖自己測定によるインスリン強化療法を行ってきた。最近の血液検査で HbA1c 値が 7.3 % であったためインスリン治療の変更が計画された。

インスリン注射量の変更に関して適切なのはどれか。2 つ選べ。

  1. 朝食直前のインスリン注射量を増量する。
  2. 朝食直前のインスリン注射量を減量する。
  3. 昼食直前のインスリン注射量を増量する。
  4. 夕食直前のインスリン注射量を増量する。
  5. 就寝前のインスリン注射量を減量する。

 

 

 

 

 

正解.3, 4

 解 説     

血糖自己測定値の表から、昼食後と夕食後の血糖値が高いことが読み取れます。従って、昼食直前と、夕食直前のインスリン注射量を増量するのが適切です


以上より、正解は 3,4 です。

コメント