問 題
固体薬物 A を S = 3cm2 の円盤状に圧縮し、回転円盤法で 37 ℃ において溶解実験を行った。固体薬物 A の溶解速度は (1) の式に従い、試験中 S は変化しないものとする。
t = 0 のとき C = 0、11 分後の薬物 A の濃度が CS/2 であるとき、固体薬物 A のみかけの溶解速度定数 k (min-1・cm-2) に最も近い値はどれか。1 つ選べ。ただし、ln2 = 0.693 とする。
- 0.021
- 0.033
- 0.063
- 0.077
- 0.099
正解.1
解 説
S = 3 を代入します。
dC/dt = 3k(Cs ー C) です。両辺に dt をかけます。
dC = 3k(Cs ー C) dtです。変数分離のため、両辺 (Cs ー C) で割ります。
dC/(Cs ーC) = 3k dt です。
両辺を積分します。
ln2 ≒ 0.7 とします。k = 0.7 ÷ 33 です。
選択肢を見れば 0.021 が最も近い値です。
以上より、正解は 1 です。
参考 微分型速度式の積分型速度式への変換
https://yaku-tik.com/yakugaku/bk-4-1-2/
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