問 題
生後3ケ月の乳児に対する薬の使い方として適切なのはどれか。1 つ選べ。
- 散剤を熱湯で溶かしてから飲ませる。
- 散剤をハチミツに混ぜて飲ませる。
- 散剤に数滴の水を加えてペースト状にし、頬の内側か上あごに塗りつけ、すぐに水を飲ませる。
- 散剤とシロップ剤が一緒に出ている時は、翌日分をあらかじめ混ぜて作り置きしておく。
- 坐剤は冷凍庫に保管し、冷えた状態で使用する。
正解.3
解 説
選択肢 1 ですが
熱すぎると薬の成分変化が懸念されます。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが
乳児、ハチミツときたら「1 歳未満 → 腸内環境未発達 → 乳児ボツリヌス症がありえるのでハチミツだめ」です。選択肢 2 は誤りです。(参考 103-124 選択肢 1)。
選択肢 3 は妥当です。
選択肢 4 ですが
混合するのであれば、例えば用時溶解といった指示があると考えられます。別々に渡されていて、指示ないものであれば、あらかじめ混ぜて作り置きするのは不適切と考えられます。
(でも、実際にはやっている家庭もあったりするんだろうな… とも思います。こういったことを減らすためにも、薬のお渡しの時にしっかりとコミュニケーションをとることが重要だと実感する問題と感じました。)
選択肢 5 ですが
坐剤は凍らせません。「冷蔵庫」で冷所保管します。また、使用する 20 〜 30 分くらい前に冷蔵庫から出して室温に戻してから使います。選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 3 です。
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