薬剤師国家試験 第109回 問81 過去問解説

 問 題     

一般用医薬品の薬効分類と成分の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。

  •     成分             薬効分類
  1. クロタミトン           鎮痒薬
  2. クロルフェニラミンマレイン酸塩  催眠鎮静薬
  3. ペミロラストカリウム       鼻炎用点鼻薬
  4. テルビナフィン塩酸塩       アレルギー用点眼薬
  5. ビサコジル            含嗽薬

 

 

 

 

 

正解.1

 解 説     

選択肢 1 は妥当です。
クロタミトンが「オイラックス」と関連づけば、痒みをおさえる鎮痒薬 (ちんようやく) でよいと判断できると思われます。

選択肢 2 ですが
クロルフェニラミンマレイン酸は、第一世代抗ヒスタミン薬です。一般用医薬品の催眠鎮静薬として用いられる成分であるジフェンヒドラミンとの混同を狙った選択肢と考えられます。選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが
ペミロラストカリウムは、一般用医薬品としてはアレルギー用点眼薬として用いられています。鼻炎用の点鼻薬ではありません。選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが
テルビナフィンは、外用剤として、水虫やたむしに用いられます。アレルギー用点眼薬ではありません。選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
薬効分類はがんそうやくと読み、うがい薬のことです。ビサコジルは、大腸刺激性下剤です。選択肢 5 は誤りです。


以上より、正解は 1 です。

コメント