薬剤師国家試験 第109回 問66 過去問解説

 問 題     

褥瘡治療に用いる外用薬のうち、壊死組織除去効果を有するのはどれか。1 つ選べ。

  1. アルプロスタジルアルファデクス
  2. ブロメライン
  3. ポビドンヨード
  4. ジメチルイソプロピルアズレン
  5. トレチノイントコフェリル

 

 

 

 

 

正解.2

 解 説     

壊死組織の分解・除去に用いられる外用剤として、ブロメライン軟膏やネキソブリッド外用ゲルなどがあります。


ちなみにですが

アルプロスタジルアルファデクス軟膏は、上皮再生を促します。

ポビドンヨードは、白糖と配合した軟膏が、滲出液吸収で用いられます。

トレチノイントコフェリル軟膏は、保湿しつつ上皮再生を促します。

ジメチルイソプロピルアズレンは、創面保護、抗炎症などを期待して用います。


以上より、正解は 2 です。

類題 104-280281 老人福祉施設入所中に仙骨部に褥瘡の症例
https://yaku-tik.com/yakugaku/104-280/

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