問 題
SDS ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行った後、タンパク質の染色に用いる最も適切な化合物はどれか。1 つ選べ。
- ニンヒドリン
- 臭化エチジウム
- o – フタルアルデヒド
- フルオレセインイソチオシアネート
- クーマシーブリリアントブルー (クマシーブリリアントブルー)
正解.5
解 説
本番では「SDS – PAGE、タンパク質染色なら CBB」 とか、「タンパク質染色ならクマシー」みたいに思い出せれば OK です。108-114(https://yaku-tik.com/yakugaku/108-114/) など、問題文に出てきているため、演習で繰り返し読んでいて思い出す人もいたのではないでしょうか。
本問演習の際は「SDS – PAGE とは」、「他の選択肢の化合物は何に使われるものか」という点なども含めておさえておくとよいと思われます。
選択肢 1,3 ですが
ニンヒドリン及び o- フタルアルデヒドは「アミノ酸」の定性試験に用いられます。タンパク質の染色ではありません。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが
臭化エチジウムは、DNA などの核酸の染色に用いられます。タンパク質の染色ではありません。選択肢 2 は誤りです。
選択肢 4 ですが
フルオレセインは、ファヤンス法に用いられる指示薬です。吸着指示薬の一種です。ファヤンス法は、塩素含有化合物 か ヨウ素含有化合物を対象とする沈殿滴定法です。
また実務では
フルオレセインナトリウムが「眼底蛍光眼底造影剤」として用いられています。(105-93 https://yaku-tik.com/yakugaku/105-093/)。タンパク質の染色ではありません。選択肢 4 は誤りです。
以上より、正解は 5 です。
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