問 題
双極性障害の病態と治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 躁病相が認められない場合がある。
- 睡眠障害が認められる。
- 進行すると記憶障害が認められる。
- 躁病相では、オランザピンによる治療が有効である。
- うつ病相では、イミプラミンの単独治療が推奨される。
正解.2, 4
解 説
選択肢 1 ですが
双極性障害には、躁病相が認められます。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 は妥当です。
選択肢 3 ですが
進行すると記憶障害ということはありません。選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 は妥当です。
本試験時点において、気分安定薬としてバルプロ酸あるいはリチウム、抗精神病薬としてアリピプラゾール、オランザピンなどが、躁病相に対して用いられています。
選択肢 5 ですが
イミプラミンは、三環系抗うつ薬の1つです。三環系抗うつ薬による単剤治療というのは、あまり聞き覚えがないのではないでしょうか。選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 2,4 です。
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